ママ振袖の魅力とは?おすすめアレンジを紹介

公開日:2023/08/16  

成人式の振袖選びでは、レンタル・購入のほかに母親の振袖を着用する「ママ振袖」も選択肢のひとつです。ママ振袖にはメリットが多い一方、いくつかの注意点もあるため、それぞれの内容を押さえておきましょう。今回は、ママ振袖の概要やおすすめコーデ、ママ振袖を選択する際の注意点などを解説します。ぜひ参考にしてみてください。

そもそも「ママ振袖」とは?

ママ振袖は「ママ振り」とも呼ばれ、母親が成人式で着用した振袖を新成人の女性が身につけることを指します。以下では、ママ振袖のメリットなどを詳しく解説します。

ママ振袖のメリット

ママ振袖のメリットとして挙げられるのは、振袖にかかる費用を抑えられること、友達とデザインが被らないことなどです。

ママ振袖は自宅にある振袖をアレンジして着る方法であるため、振袖の購入・レンタルなどの費用はかかりません。また、レンタルショップには同じ振袖が並ぶこともありますが、ママ振袖であれば「友達と振袖が被ってしまった」ということはまずないでしょう。

さらに、母親・祖母と思い出を共有できたり、一度直せば成人式以降も着用できたりする点もメリットとなります。

「ママ振リメイク」でママ振袖を今風にアレンジ

ママ振袖はそのまま着るのではなく、リメイクすることで今風にアレンジする「ママ振リメイク」が流行しています。リメイクといっても振袖自体に手を加えて作り替えるというよりは、汚れのクリーニングやサイズ直しを行う程度に留め、小物やヘアアレンジで今風に仕上げるのが一般的です。

「ママ振リメイク」を取り入れることで、母親の振袖を着ることで思い出を共有しつつ、最新の振袖と並んでも負けない華やかさ・おしゃれさを演出できます。

ママ振袖のおすすめコーデ

ママ振袖を着る際、コーディネートの仕方に悩む人も多いでしょう。ここでは、ママ振袖のよさを生かせるおすすめのコーディネート方法を3つ紹介します。

帯やバッグなどの小物でおしゃれに

振袖は、合わせる帯やバッグなどの小物を変えるだけでさまざまな表情を楽しめるのも魅力のひとつです。最新のトレンド感ある小物を取り入れれば、ママ振袖を使った今風のコーディネートを楽しめるでしょう。振袖のレンタルショップでは小物のみのレンタルセットを利用できるケースもあるため、近所のレンタルショップに問い合わせてみてください。

差し色をうまく活用する

半衿・帯揚げを差し色として生かすことで、ママ振袖の美しさを引き立てながらおしゃれさを演出できます。差し色は無難な色でまとめるよりも、振袖カラーの反対色を選んだり、柄に使われている色のなかでも思い切った派手な色味を選んだりすることで、トレンド感ある大胆なカラーづかいの着こなしとなるでしょう。

モダンレトロな雰囲気を生かして着こなす

最近では、古典柄の振袖にレース小物を合わせるモダンレトロな着こなしも人気が高いです。ママ振袖ならではの雰囲気を生かせば、本格的なレトロコーディネートが完成します。レースの手袋をはめたり、黒髪ボブヘアーに大ぶりのヘアアクセサリーをつけたりして、レトロな雰囲気に振り切った着こなしにまとめるのも素敵です。

ママ振袖のデメリットや注意点

ママ振袖にはさまざまなメリットがある一方で、デメリットや注意点もあります。ママ振袖の着用を考えている人は、以下のデメリット・注意点を押さえておきましょう。

クリーニングやお直しの費用が高くなるケースもある

ママ振袖は数十年前の振袖を着ることになるため、シミや汚れのクリーニングが必要となる場合がほとんどです。また、親子で着用サイズが大きく違う場合には、お直しにかかる代金も高額になりやすいです。

「振袖の購入・レンタル費用を抑えられる」という点にメリットを感じている場合には、振袖のクリーニングやお直しに必要な費用を計算して比較してみるのがよいでしょう。

成人式後のお手入れ・保管が必要

レンタルした振袖は脱いでそのまま返却できますが、ママ振袖を着る場合には着用後のお手入れが必要です。

また、クリーニングに出して汚れを綺麗にした後は自宅で保管しなければならないため、保管場所の確保も忘れてはなりません。シワが寄らないよう正しい畳み方を身につけるのはもちろん、傷みを防ぐために湿気にも注意が必要です。

着用する本人の意思を尊重する

ママ振袖の着用は母親にとっても嬉しいものです。しかし、成人式の主役である娘の気持ちを尊重することが最優先であるため、そもそも娘にママ振袖を着る意思がなければ実現は難しいでしょう。どの振袖を身につけるかは、お互いの気持ちを話し合って決定してください。

まとめ

今回は、ママ振袖の概要やメリット、おすすめコーディネートに加え、ママ振袖を着用する際の注意点について詳しく解説しました。ママ振袖は親子で成人式の思い出を共有できること、友達とデザインが被らないことなどが魅力です。帯やバッグなどの小物を工夫して今風に仕上げるのはもちろん、レース小物でモダンレトロな雰囲気を前面に出すのもおすすめの着こなしとなります。

また、注意点として、汚れやサイズ直しの程度によっては着用前のメンテナンス費用が高額となってしまうことや、成人式後のクリーニング・保管などの手間がかかることを理解しておきましょう。成人式でママ振袖の着用を検討している人は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。

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